男性不妊症の治療

            (精子の存在する方)


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 男性不妊 精液の分析

 精子は無色、無臭ですが、精嚢液や前立腺液の配合比により臭気にも個人個人違いがあります。また、色合いも純白色から透明色ややや黄ばんだ色など様々です。精液量も米粒大程度から10ml程度など様々です。
  精液の成り立ち
  精液(semen)=精子(sperm)+精漿液(seminal plasma)
精漿液=精嚢腺液+前立腺液+(尿道球腺液)からなっています。
  性尿道球腺液(カウバー氏腺)
 

尿道球腺液(カウバー腺)は精液が射精される前より亀頭先端から射出されてその役割を行っておりますので精液中内の分泌量は僅かと理解してください。尿道球腺液内に無意識に微量に射精した精子が混在して妊娠にいたる場合があります。男女双方とも事実が理解できず時々トラブルの基にもなっております。女性もカウバー氏腺が分泌いたします。勃起後の亀頭部分にツルツルした無色透明、無臭の液体です。

また、カウバー氏腺は、男性が性的に興奮するとアルカリ性の性質をもち外尿道口まで分泌され尿道内の酸性状態をアルカリ性にして精子の死滅の防御と性交渉時に亀頭が膣にスムーズに挿入できるような働きをいたします。 

  一回に射精される精液
 

一回に射精される精液量は約2~6mlです。その中で精子成分は約0,6mlと言われております。射精精液中の約15%です。精子は無色透明、無味無臭です。精子には完全な形の精子だけではなく精子になる前の精子細胞(円形細胞)、未熟精細胞、上皮細胞、白血球(WBC)などが含まれております。

   前立腺液
 

前立腺液の精漿液(前立腺液)は無色透明で弱酸性で成分は、citrate polyamine acid-phosphatase seminin 亜鉛などの成分からなり、前立腺液の各成分の役割や生理学的意義は不鮮明ですが、精子が卵子に到達するまでの重要な役割を行っているようです。 

  精嚢液
 

精嚢から分泌する精漿液(精嚢腺液)はやや黄色味を帯びた粘度のあるアルカリ性の液を分泌します。精漿中にはfructoseを多量に含み運ばれてきた精子の射精後の精子の活動エネルギーの供給物質です。精液中にfructoseが無いと精嚢腺の先天性欠損が疑われます。

  《精液の独特な臭いは?》
 

前立腺液中の結晶物質であるpolyamine(ポリアミン)の種族{スペルミン (spermine, SPM)、スペルミジ(spermidine, SPD)、プトレシン (putrescine, PUT)} のスペルミン (spermine, SPM)が前立腺で分泌放出後にacid-phosphatase作用を受けdiamine oxidaseにより酸化されて生産されたaldephdeによるものです。第一級アミノ基を二つ以上持つ(直鎖の)脂肪族炭化水素の総称。生物体内に普遍的に存在する生体アミンであり、20種以上のポリアミンが見いだされている。前立腺、膵臓、顎下腺、がんなど分泌活性や蛋白質、核酸合成の盛んな組織中に多く含まれている。納豆、きのこ、ヨーグルト、チーズに多く含まれております。若返りに有効としてTVでも報道されていました。

   精液分析

ごく一般の方の精子の分泌状態です。精子量は射精精液中のやく15%です。精子は無色透明、無味無臭です。精子には完全な形の精子だけではなく、奇形精子や不動精子や精子になる前の精子細胞(円形細胞)、未熟精細胞、上皮細胞、白血球(WBC)などが含まれております。


無精子の方の精液の概要です。



  ワンポイントアドバイス  
ベストを尽くす・・・今だから。 今でないと。

 自然妊娠を目指している方は、

〇WHO(世界保健機構)の提唱する自然妊娠可能な精子のガイドラインを超えていること。

〇膿のホルモン濃度とテストステロン値が安定していること

〇触診、病的因子がない事

〇ご夫婦の相性(ヒューナーテスト、抗精子抗体価(-))

などの基本的環境が整っている上で自然妊娠が考えられます。