性不妊症の治療

 


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 生理周期の低温期については、卵子の排卵までの通過点としての捕らえ方が一般的ですが、卵子の環境特に卵子の質や成長状態にはただならぬ重要な問題が潜んでおります。また、卵子と精子にとっては卵管を介してその出会いの場でもあります。卵管采の癒着、卵管通過障害、クラミジア問題など受精卵をつくる環境でもあります。丁寧な対応と必要な処置を持ってお困りの方々の改善がはかれればと存じます。

 


  低温期の長さ(排卵までの日数)短い時は残卵障害や更年期   
 生理の長さについて、基本的には間脳中枢やそれ以上の高位部でプロミングされて、生理周期が変動しやすい体質、何があっても決まった周期で数十年変わらない方、特異なケースでは、風邪などのウイルス感染で周期変動するタイプ、出張があった周期は周期変動するなど、個々に特異なケースも含め、生理周期がある事の幸せは感じて頂ければと思います。病的以外では、前周期の卵子が新周期に残ったり、更年期近くでは、低温期の短縮が見られます。これらは、エストロゲンのホルモン濃度が中心になって起きる非病的周期機能の異常です。
 

卵巣機能低下、生理不順、卵子の成育の遅れはE2が上がらない  

 
  卵巣機能低下、生理不順の方、卵子の成育の遅れ、E2が上がらない方などは、低温期の期間が長くなります。一般的には、高温期の期間は14日以内なので、低温期の期間を足した日数が生理周期の日数になります。前周期に体外受精を実施したり、投薬療法などで卵巣機能が低下し周期が長くなります。
  低温期(卵胞期)の不正出血が続く   
生理が終了しきれなくて、少量の出血が続く場合
 卵巣機能の低下が中心となる出血です。こんな状態の卵巣を使って体外受精を実施しても着床が遠く、経費も無駄です。
②低温期中間で1~2日出血を確認する場合
 コメントできません。
③排卵期前後に微出血を確認する場合があります。
 排卵時の出血で多くの方で確認されますが、同時期には頸部ガンで も同様な症状を示します。
   生理10日目でE2値が二桁台なら    
 生理10日目(D10)は体外受精の卵胞やEMやE2値を確認いたす日ですが、E2値は卵子の成熟具合と卵子の数(エコー確認)で数値が決まります。D10での二桁値では、卵子成長は普通以下と考えます。2個卵子があった場合は成熟卵に持っていくまでに時間がかかりすぎます。HMG注もありますが、安心、安全な卵子供給を考えるのであれば断念しましょう。
  生理10日目でE2値が150pg/m以上あると安心l   
 一個の卵子の成長がD10で150であれば順調です。体外受精中の方はEM値の確認とLH値の確認が必要、やや高齢者では近々排卵も予想されるためLHが20前に対応が必要です。自然タイミングの方では、LHサージ(尿検査)やおりものの量も確認しながらタイミングをとりましょう

  経口誘発剤の一部に頸管粘液量の低下の副作用に注意しましょう   
 フェマーラ(レトロゾール)やセキソビット以外の経口誘発剤では、患者様の体質にもよりますが、排卵期のおのものの量が低下いたします。自然妊娠ご希望の方には、せいしと卵子の出会いにブレーキをかけることになります。良かれと思って使用した誘発剤も時には妊娠の阻害因子にもなります。経口誘発剤の副作用は他にも、EMの低下、PRL値の上昇、BBTの低温期の上昇、OHSSなどを引き起こすケースがございます。
  子宮内膜(EM)は、10mm以上をキープしよう   
 EM値は体外受精施設により考えが異なりますが、"基本的に10mmあれば安心、8mm以上を希望"と考えます。ハリ治療においても、黄体形成に関連してサポートしてまいります。4mmや6mm以下の方でもEM環境を変えられます。
  基礎体温の異変原因   
クロミッド、セロフェンは基礎体温表の低温期を上昇させる副作用がある。投薬により基礎体温が改善されたのではありません
  EFS、変性卵、未受精、多精子の対応処置の問題  

卵巣で育てられる卵子には、いつも良質で成熟能力のある卵子とは限りません。さまざまな卵巣能力により、色々な卵子が完成いたします。EFS=卵胞液の中に卵子がなく空っぽの卵胞液になっています。 変性卵=形や成長が不ぞろいのため本来のきれいな卵子になれない受精できない卵子です。未成熟卵=大人にならないまま出てきた卵子です。多精子症=正常な卵子は一匹の精子しか受け入れないのですが、複数の精子が卵子に進入した場合を言います。異常受精のため赤ちゃんは出来ません。それぞれに受精卵をつくるには厳しいものばかりです。婦人科では変えられません。

  基礎体温(B.B.T)低温期行方不明事件の犯人は一部の経口誘発剤です  
 患者様は、不妊治療を開始して投薬療法をはじめたら一気に基礎体温の低温相が上昇し体も元気になった気がして、妊娠もできそう? と喜んでいる方もおいでです。実際には経口誘発剤の副作用の一つとして、基礎体温を上昇させる作用によるものです。婦人科や体外受精施設では基礎体温の確認作業わ行っていない施設も多く、この事を含め基礎体温表から得られる情報を持たない専門医も多くなりました。

   LHサージ検査(尿検査)では、サージ反応が一週間続く方もいます。   
 自宅で使えるLHサージのキットでは尿検査からサージ状態を調べますが、使用製品によるむらやLHの微量上昇によるサージ反応が一週間続く方がおりますが、正確を期すのであれば、血液検査によるLHサージをお勧めいたします。LHa値が10を超すと排卵準備、15以上だと近々排卵、20前後で排卵準備、50や60は只今排卵中のサインです。排卵後はP4値が整数値に上昇いたしております。
   LHサージ検査(尿検査)では、サージ反応が無くても排卵している方がおります。  
 尿検査では正確さが低いため、おおよその排卵環境の確認には良いのですが、より正確を希望される場合は血液検査が正確だと考えます。また、このご利用を用いてみてください。
  卵巣過敏体質の方は、経口誘発剤を使うと毎周期下腹痛に悩まされます。投薬中止しても数ヶ月低温期下腹痛に悩まされます。   
毎週期下腹痛とは大変な状態を意味いたします。卵巣の腫れや炎症のシグナルです。卵巣環境においては、卵巣の機能の個人差が激しく、HMG450を毎日投与しても無反応の方から経口誘発剤一錠で痛みを発する方もいらっしゃいます。過敏に反応を示す方は、他の方法での不妊治療も可能かと考えます。
  卵巣過敏体質の方は、卵胞の成長をキャッチするセンサー(?)をもっています。左右どちらから排卵するのかもキャッチします    

 

非常に過敏な卵巣をお持ちの方は、卵胞液が大きくなる症状や卵胞が腹部のどこにあるかとか排卵まで症状確認ができる方もいらっしゃいます。

  卵管水が確認されましたら  

子宮内膜症やチョコレート膿腫による癒着やクラミジア感染症の後遺障害としてHSG閉鎖や卵管水腫が発生いたします。自然妊娠が不可能であれば体外受精の選択をいたしましょう

   低温期に行うHSG(卵管造影検査)  

切な検査の一つです。両側閉鎖では自然妊娠は不可能になります。 ヨードを使用するため甲状腺機能障害者は細心の注意や専門医のアドバイスが必要です

  自己免疫疾患のシェーグレンは卵胞の成熟が遅く着床もしにくい  

 様々な難度の高い不妊症はたくさんございますが、お見かけした感じ上普通に妊娠しそうなものですが、今まで症例からすれば、少しづつ環境を変えながら良質成熟卵を造る、着床しやすい環境づくり、免疫環境のサポートなどを考慮しながら治療を行います。自然妊娠から始まる方や体外受精で何度も何度も結果が出なかった方など、少し時間をいただきながら、患者様の意向を含めサポートいたします。非常に難易度が高いです。男性では精索静脈瘤の患者様が同様な環境です。



 

                  埼玉県熊谷市久下901

℡048-528-2050

 日本ハリセンター