無精子症の治療

(精子がいない方)


「子宝はり」の日本ハリセンターへようこそ


  閉塞性無精子症(NOA)の分類  
  治療環境の確認と整備  

 ここでは無精子症と診断を受けた現在の患者さまの状況から今後の治療に取り組みむにあたって幾つかの必要な条件を確認の上治療について検討していただく機会を設けさせていただきました。  無精子症の宣告は突然に予期せぬままにやってきます。そして、言われるがままに精巣生検(TESE)などの処置が始まり、科学的確認や医学的状況を把握しないままあれよあれよと言う間に結果が告げられるような、あわただしい日々に我を忘れて翻弄されてしまう事も少なくないといわれます。これからは一つ一つを丁寧に、我を忘れず状況を確認しつつ医師に言われるがままの対応ではなく、患者様の参加できる医療環境で治療を行いましょう。  今まで無精子症治療で行なった検査や診断や処置などの確認や不足な部分の穴埋めなどから今後の無精子症治療に於ける取り組みで無駄や遠回りをせずに充実した無精子症治療ができるよう役立てればと考えます。

 

ひとりひとり個性ある無精子症です。

 

 

 


  非閉塞性無精子症(NOA)の概要  
  様々な原因因子から、睾丸内で精子の生産が行われていない状態です。これらの病的環境を精査し改善に向けての鍼治療を行います。NOAに関しては、MD-TESEを実施してから来院される方や数年放置したままの方やMD-TESE前に精子が確認できる事を願って来院する方など様々ですが、日本ハリセンターでは、病院エリアの無精子症対応とは一線を画し、「射精精子」(MD-TESEなしで)抽出をめざして治療を行います。

 

 

 

     正常染色体非閉塞性無精子症(NOA)  

 

   

鍼治療後の精子回収率(MD-TESE)・・・約10~15%

鍼治療後の精子細胞回収率(MD-TESE)・・約8%

鍼治療後の射精精子回収率(手術なし)・・約12%

このエリアで回収できた精子は精子の質にばらつきがあり、一度の顕微受精で結果が得られれば良いのですが、そんな環境を考えて、顕微受精で妊娠反応が出て心拍確認の胎盤形成ころまで(妊娠反応後約1か月間)、通院間隔をあけてもハリ治療を継続いたします。

※正常染色体非閉塞性無精子症の患者様は、非常に多く来院されておりますので、同じ正常染色体非閉塞性無精子症でありながら様々な顔を見ることがございます。細かな分析とひとりひとり異なった環境を把握しながら治療を進めます。

 

 

 

 

   

 

日本ハリセンターでの無精子症治療は、製造会社に例えればあくまでも製造過程の中間業者で「精子をつくる事」を専門に行っておる処です。精液確認、精子凍結、体外受精などはART施設で行っていただきます。精子の抽出率や各エリアの精子採取状況は体外受精施設の担当医がすべて確認しております。一人でも多くの方が、睾丸を切らずに精子が確認できる事を願って無精子症治療を行っております。

  非閉塞性無精子症(NOA)のハリ治療の目的と役割   
    正常染色体 非閉塞性無精子症(NOA)  
  ①非閉塞性無精子症(正常染色体)の泌尿器科系での診断結果は、100%正確なものではありません。射精精液中に精子がいないという事実は100%に近い正確さだと考えてください。様々な病的環境から発生するこのエリアの無精子症はMD-TESEで精子が確認できなくても、ジョンソンスコアーとのギャップをうめる作業も考えましょう。
②非検査対応→「Bバンド方式の染色体検査は問題ないのですが、Y染色体微小欠失領域検査をすべて確認する施設がほぼない」と下記のY染色体微小欠失無精子症のところに明記してありますが、ホルモン濃度や諸検査からY染色体微小欠失性無精子症の疑いがあっても追加検査はいたしません。しかし、ハリ治療はY染色体微小欠失障害の治療を補完する治療を疑いのある患者様には実施しております。(誤診の補完)
③正常染色体の非閉塞性無精子症の患者様に関してはジョンソンスコアーは重視して治療を行います。ホルモン濃度の調整・改善、生殖エリアの不具合の調整治療と確認は表裏一体で進めます。ジョンソンスコアーと科学的結果に違和感が生じた場合は分析と検査と治療を監視しながら次の対応を考えます。
このエリアの患者様の射精精液中に精液が確認できても、様々な複雑環境をお持ちになっています。顕微受精に進まれる場合に「精子が一匹いれば妊娠できる」間違いない科学的なことですが、現実には精子の劣化、奇形、受精能の低下、未受精、分割停止など精子確認後も何らかの問題が発生するケースにはホローアップやサポート対応をしていきます。そして、納得のいく精子に完全され、精子量も充分にストックできたならば、精子採取担当医師と相談の上ハリ治療を終了いたします。染色体異常の非閉塞性無精子症で採取された精子に関しては良質精子が多く追加通院などなく終了になります。
 

 

 

 

    正常染色体 非閉塞性無精子症(NOA)  
 

日本ハリセンターに来院されるNOAの患者様の約70%はどこかで精巣生検(MD-TESE)を経験されてから来院されております。いつ、どこで、だれが切ってもいいのですが、ある程度のルールがございます。例えば、女性の子宮筋腫であれば数か月前より生理を止めて限りなく小さくした筋腫の状態での手術行うなどの処置を講じます。無精子症の精巣生検であっても、NOAであれば限りなくFSH値やLH値やPRL値を正常範囲に向けてセットをします。テストステロン値が少なければ当然結果に反映しにくい事はわかっているので、生殖能力が充分に発揮できる範囲にキープしてからの精巣生検であれば、ひとりひとりの患者様の環境を考慮した精巣生検と言えます。そして、結果についてもよかれ悪かれ大学や病院として全力を尽くした感を感じます。しかし、現実的には物の取り扱いに似たような環境下での精巣生検では、結果によっては納得できないし、顕微受精、体外受精下で結果が得られなかったり、再度精巣生検を行おうと思ったり、ハリ治療でも行ってみようかという「心の不満」が多く存在しております。私どもは、精巣生検に対しての苦情や不満はありませんが、高額な費用をかけて行う施術です、「精液検査で精子が確認できないから精巣生検を行うんだ」は正しい導き方ですがそれ以上は?。 日本ハリセンターに於いて、ハリ治療後に精子が確認できるケースで、特にY染色体微小欠失の無精子症(NOA)の患者様は、外来数も多い中で約70%程度の患者様が射精精子を確認しております。これらの患者様の約70%の患者様は精巣生検を経験してからの来院で、精祖細胞欠損、ジョンソンスコアー2~3、セルトリ細胞のみ等の精巣生検結果からの精子確認です。「明らかに何かが違う」

 

睾丸を金槌でたたいても精子は出てこない。

 
     PRL値の確認  
     妻側も夫と同等に確認作業を行いましょう  
閉塞性無精子症でTESE、MESA、PESAでも精子が回収できなかった場合
 
閉塞性無精子症が男性に起因する場合
 ①下垂体機能低下症
 ②別の疾病での投薬禍の問題
 ③相互転座
 ④ロバートソン転座
 ⑤Y染色体一部欠損(SRY)
 Y染色体一部欠損(AZF一部)
 Y染色体一部欠損(DAZ)
 ⑧性機能低下症
 ⑨高PRL(プロラクチン)血症
 ⑩下垂体疾患
 ⑪男性ホルモン低下症(100未満の場合)
 ⑫禁止薬物等(高テストステロン症)
 ⑬間脳・視床下部疾患
 ⑭女性ホルモンの投与
 ⑮高度のストレス
 非閉塞性無精子症との誤診
 ⑰睾丸内WBCが100万/ml以上の場合
 ⑱過去の睾丸の疾病や外傷疾患、組織の損傷が激しい場合
 ⑲精路障害や癒着がひどい場合
 ⑳性病感染がひどかった場合
 閉塞性無精子症(OA)で精子が回収できなかったり、MD-TESEで精子が確認できなかった場合は、検査不備、診断不備などから生まれる判断ミスになります。1回2回のことではなく多々ある事です。
閉塞性無精子症が男性以外に起因する場合
精子が0匹の場合は、それが原因として断定され妻側の検査がおろそかになりがちです。

 

  ひとつづつ    
  妊娠陽性までには、様々な因子が絡んでおります。結果が得られないケースでは、そこに何らかの問題が存在すると考えましょう。何を治せば、何を変えれば妊娠するのかを臨床を通して進めましょう。閉塞性無精子症エリアは非閉塞性から考えるとアッという間に妊娠していたケースがほとんどですが、妻側を含めた検討が大切なようです。自然妊娠は不可能です。ご理解ください。